第267章

娘じゃないと分かった瞬間、丹羽光世は目に見えてしょんぼりした。

「先生、もう一回見てください。ほんとに……間違いないですか?」

丹羽光世は目をありえないほど見開き、モニターを凝視する。どう見ても――娘にしか見えない、と言いたげな顔。

医師はプローブを少し動かし、画面を調整した。今度はさっきよりはっきり映る。

「丹羽さん、見えますか。男の子が二人です。おめでとうございます」

男児の特徴は、素人目にも分かるくらいはっきりしていた。

――はい、希望終了。

双子の女の子のはずが、双子の男の子。これで一気に、四人兄弟だ。

島宮奈々未は内心、やっぱり女の子がいい、できれば男女どっちも――...

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